「情報処理って、ITの専門家が学ぶものじゃないの?」
そう思っていたのは、かつての私です。
医療情報技師の勉強を始めたとき、
「情報処理技術技術分野」では何を問われているのかすら分からず、大苦戦しました・・・
用語だらけで、ただ暗記しようとしても頭に入らない。
テキストを読んでも
「結局、これって私に何の役に立つの?」とモヤモヤするばかり。
それでも続けていたのは、
「ここを理解しないと先に進めない」という感覚と同時に、
「知っておいた方が絶対にいい」という直感があったからです。
この記事の内容
- 非IT職が情報処理を学ぶ理由
- 非IT職が情報処理を学ぶ第一歩
実は、私のような非IT職(情報技術を直接扱わない職種全般)こそ情報処理を学ぶ意味があります。
今回はその理由を、私自身の体験を交えてお伝えします。
なぜ非IT職が情報処理を学ぶ必要があるのか
非IT職とは情報技術を直接扱わない職種全般のこと。
私の専門である医療事務はもちろん、
経理や人事など、
幅広い職種の人が当てはまります。
非IT職の現場では、こんな光景をよく見ます。
- パソコンは決まった操作しかできない
- 「マニュアル以外のことは触りたくない」と避ける人が多い
- 文字入力すら苦手で、システム操作に戸惑う
そんな中で少しでも詳しい人は、
すぐに「パソコンに強い人」と扱われます。
私もそのひとりでしたが、
実際は「ざっくり詳しい程度」。
仕組みを説明できるわけではありません。
AIやDXが進む今、「知らない」では済まされない時代が迫っています。
だからこそ、非IT職こそ学ぶ意味があるのです。
非IT職が情報処理を学ぶ3つの理由
① 業務の仕組みを理解できるようになる
ただ操作するだけでは、「なぜこの作業が必要なのか」は分かりません。
情報処理を学ぶことで、データの流れやシステムの仕組みが理解でき、
業務全体を俯瞰できるようになります。
例えば医療事務では、
医事コンや電子カルテの仕組みを理解することで
「エラーの原因がどこにあるか」
「入力ミスなのかシステム側の問題なのか」を見分けられるようになります。
結果、IT部門やシステム会社との会話もスムーズになり、
業務改善にもつながります。
② キャリアや評価に直結する
情報処理を学ぶと「知識が資格」という形で見える化できます。
私自身、医療情報技師の資格に合格したことで、
周囲からの信頼が大きく変わりました。
ちょうど「外来データ提出加算」のためのデータ作成をしたい医療機関が増えるタイミングと重なり、
この1年でデータ作成のシステム担当として複数の医療機関からの仕事を受注することに繋がりました。
現在はITパスポートの学習を始めていますが、
これは「非IT職が最初に挑戦する資格」として特におすすめです。
職場でも、「パソコンが使える人」から「仕組みを理解して活用できる人」へ。
これは評価やキャリアアップにつながる大きなポイントです。
③ 未来に備えられる
AI・DXの時代、
「知らないからできません」では仕事を任せてもらえなくなります。
逆に「基本は理解している」だけで、任される業務は大きく変わります。
私自身も「これから知らないでは済まされない」という漠然とした危機感がありました。
学ぶことで不安が小さくなり、
「これなら少しずつ進められる」と思えるようになったのです。
最初の一歩はここから
「でも、やっぱり難しそう…」
そう思う方も多いはず。
実際、私も最初はそうでした。
大切なのは “勉強する”より前に“触れてみる”こと。
例えばこんなスモールステップから始めてみてください。
たったこれだけでも、「昨日までの自分」より前進できます。
情報処理に関する記事として、
医療情報技師という資格について解説している記事は如何でしょうか?

まずは、
こんな資格もあるのか!
これは聞いたことがある!
という小さな一歩から始めてみてください。
まとめ
非IT職こそ情報処理を学ぶ意味があります。
- 業務の仕組みを理解できる
- キャリアや評価に直結する
- 未来に備えられる
私もまだ学習の途中ですが、
少しずつ「知っている安心感」が積み重なっています。
もしあなたが「理由づけが見つからない」と感じているなら、
まずは小さな一歩を踏み出してみませんか?
その一歩が、あなたのキャリアを大きく変えるきっかけになるはずです。
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