今から始められる終活【終活ですることを解説します】

終活ライフケアプランナー
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終活って聞いたことはあるけれど何をするの?

終活は何歳から始めればいいの?

この記事の内容

  • 終活ですること
  • 終活は何歳から始めるか
  • 終活のメリット
  • 終活に便利なエンディングノート

 

現役医療事務講師のすずきです。

私自身、年に1つは何かしらの資格にチャレンジすることを目標にしており、

毎年新しい資格を取得している資格好きでもあります。

また、終活ライフケアプランナーの資格もあり、

終活についての発信を行っています。

この記事では終活について「今すぐ始められる」をテーマに解説します。

終活って何だろう

終活にはどんなイメージがありますか?

人生の終わり

病気になったら

家族に何かを残す

様々なイメージがあるでしょう。

終活とは、

人生の終わりに向けて、

自分が死ぬまでのことや死んだ後のことを具体的に周囲に伝えられる準備をすること

いざというときの為に予め準備をしていくことで安心することができます。

また、自分がどんな人生を歩み、

これからどんな人生を送りたいかを考えることにもなるので、

とても前向きな活動と言えます。

とはいえ、何かをすればいいのか、いつからすればいいのか疑問も多いですよね。

終活に決まった形や正解があるわけではなく、

始める年齢も自由に決めることができます。

自由度が高い分、

何からすればよいのか余計に迷ってしまいます。

この記事では終活を今すぐスタートできるように、

テーマごとに整理し解説しました。

皆さんの参考になれば幸いです。

終活ですること

終活で行っておくべきことを大きく4つのカテゴリーに分けました。

お金に関すること

財産や遺産については真っ先に思い浮かぶ方も多いでしょう。

現在の財産管理を考えてみてください。

現金、預貯金、有価証券、不動産、生命保険

自分自身のことは把握できていても、

家族は全てを把握していますか?

家族の遺産整理をしたことがある方で大変な思いをされた方もいるでしょう。

こんな有価証券知らなかった!

といったことはどなたにでもあり得るのです。

家族の死に悲しみながらもこういった処理に手間や時間もかけさせ、

迷惑をかけてしまうことにならないためにも整理して伝えることが大事になります。

また、自分自身の人生の資産計画もしっかり行っておくと安心感が増します。

物に関すること

家族と離れて暮らしていて、

どなたかが亡くなり家の片づけに行ったらゴミ屋敷だった!

という話もよく聞く話です。

高齢になれば体が思うように動かずに掃除や整理がままならないこともあります。

不要な物がないかどうか。

ご自身が元気なうちにやっておくことの一つです。

自分自身に関すること

延命治療を望みますか?

どんな介護を望みますか?

ある日突然自分の意思を伝えられなくなってしっまたら。

家族と一緒に過ごしたい。

家族に迷惑はかけたくない。

そんな思いは残しておく、

家族と共有しておくことが大事です。

また、葬儀やお墓の希望も伝えておくと、

家族も後悔することがなく安心できます。

家族に関すること

家族に伝えたいこと残したい物はありますか?

最後の時には感謝をわかる形で残せたらいいと思う方もいるでしょう。

遺産相続でもめ事が起きないために遺言書を残しておくことも

元気なうちに考えなければなりません。

そして忘れてはいけないのがペットに関してです。

ペットだけが残されてしまったときのことも準備しておくと安心です。

終活は何歳から始めればいいの?

いつからでも始めていいです。

急を迫られていないのでなかなかきっかけがありませんよね。

そういった場合は、

様々な節目で始めるといいでしょう。

誕生日、結婚、定年など節目で見直して更新していくことをおすすめします。

終活に正解はありません。

どんどんアップデートできるものですし、

できることから始めておけばいいのです。

終活をするメリット

終活で得られる効果はいくつかありますが、

私が推したいメリットを2つに絞ってご紹介します。

いざという時に慌てない

自分自身だけでなく家族にも言えることです。

急な選択を迫られる場面とは突然やってくるものです。

意識不明や認知症などで本人の意思が確認できない場合など、

家族はこれでいいのか?という不安を抱きながら結論を出さなければなりません。

そのときのための準備をすることができます。

生き方が明確になる

終活をすることで、

残りの時間での生き方が明確になってきます。

やっておきたかったことを思い出すかもしれません。

また、資産についても整理することで、

経済的な目途をたてることもできます。

終活でする上での悩み事3選

とはいえ、終活を始めたとしてもこんな壁にぶち当たることがあるのではないでしょうか。

家族と話しにくい

家族と死について話す機会はあまりない方が多いでしょう。

どんなきっかけで話せばいいのか。

高齢の家族には言いにくい。

という方もいるでしょう。

たまたまテレビで終活の特集を一緒に見ていたといったきっかけや、

定年などの節目だと話しやすいかもしれません。

保管方法

財産や自身の希望をどうやって保管しておきますか?

パソコンやスマホでしょうか。

紙やノートでしょうか。

パソコンやスマホの場合はロックをかけている場合がほとんどです。

パスワードはあまり共有しないでしょうし、

生体認証の場合もあります。

紙やノートの場合、

うっかり見られたくないこともあるでしょう。

いざという時は目立ってほしいのに、

それまでは隠しておきたい。

保管方法は私自身もいい案が思いつきにくいところです。

デジタル終活

とあるアニメで主人公が死に際に、

「自分のパソコンは風呂に沈めてくれ」と後輩に託していたシーンがありました。

これは他人事ではありません。

SNSをやっている方も多いと思いますので、

家族には見せたくない!という場合もあるでしょう。

SNSを例にとれば、

そのまま放置していても有料会員で請求が来たということもなければ家族に知られることもありません。

ではそのままでいいでしょうか。

SNSではしばらくログインしていないと乗っ取り被害にあう場合もあります。

不要な広告を繋がりのある方に送り続けてしまう場合もあり、

友人などに迷惑がかかることもあります。

今からでも使用していないアカウントの整理はおすすめしておきます。

終活するなら活用したいエンディングノート

最後にエンディングノートについて解説しておきます。

エンディングノートは書店でも販売されており、

種類も豊富です。

私自身も何冊か比較しましたか、

おおまかな記載内容は一緒だと思います。

エンディングノートとは自分の希望や財産について、

万一の時に連絡してほしい人のリストなどをまとめて記載できるノートです。

市販のエンディングノートでは予め項目が印字されているので、

書き込むだけで完成させることができます。

しかし、いざ書こうとしても面倒になり挫折しまいがち。

そこでおすすめするのがご自身のオリジナルエンディングノートです。

エンディングノートは法的効力もないので、

形式は自由。

項目も自由に決めることができます。

書きやすい項目から

優先順位の高い項目から

真っ白な紙に記載してみましょう。

私自身は

意識不明、死亡時に連絡して欲しい人と連絡先のリスト
延命治療・葬儀・墓に関する希望

を最初に記載しました。

最後に必ずつけて欲しいのが、

記載した日付と氏名です。

氏名がなければ誰のものかわかりませんし、

日付があればいつ頃の希望かを判断することができます。

できることから、

どんな形式でもいいので是非残してみてください。

まとめ

終活はいつからどんなことをするという決まりがなく、

自由に行うことができます。

終活する際に便利なのはエンディングノートです。

市販のエンディングノートでもいいですし、

真っ白な紙に記載しても立派なエンディングノートになります。

エンディングノートには記載した日付と氏名の記載を行い、

いざという場合に備えて残しておきましょう。

試しに書いてみる。

これで今すぐ終活を始めることができます。

なかなか家族と話すことが難しいテーマではありますが、

自分自身と家族や周囲の人達のために気持ちを残しておくことは大事なことです。

是非チャレンジしてみてください。

 

 

 

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