この記事では医療情報技師試験の中でも、
医学・医療系の頻出箇所と勉強方法を解説しています。
細分化し記事にしており、
本記事は「医学・医療総論」についてです。
過去6年分(2018年~2024年・2020年は中止)の問題を筆者が分析し、
公式テキストに基づいて重点的に学習する箇所の解説を行います。
受験される方、
医学・医療系の学習が初めててでどこから手を付けていいかわからない!という方の参考になれば嬉しいです。
医学・医療系全般の攻略法についてはこちらで解説しています。

筆者について
第22回(2024年度)医療情報技師認定試験に初受験&独学で合格しました。
職歴は医療事務歴20年以上
現役で医事課に関係する業務サポート(日常業務・診療報酬請求)で複数医療機関での仕事と、
医療事務講師もしています。
保有資格は医療事務関連だけではなく、
診療情報管理士、医師事務作業補助者などもあります。
公式テキストについて
こちらのテキストを元に解説しています。
ページも記載していますので、
学習の参考にしてください。
医学・医療総論の出題傾向
公式テキストでは3から21ページとページ数は多くないものの、
過去6年では平均して3~4問出題されています。
その中でも「患者が参画する医療」については過去6年毎回出題されており、
対策しやすい部分です。
医学・医療系は出題が50問。
過去の合格基準をみると50%程度でも合格できていることがありましたが、
2024年度は67.2%と高い水準となっています。
そのため、毎回出題されている箇所についてはしっかり得点源としたいところとなります。
重点的に学習する箇所
患者が参画する医療
まずは過去6年毎回出題されている箇所です。
2問出題される年もあり、
ここは必ず押さえておきたいところです。
公式テキストでは17ページから。
ここでは用語とその意味についての理解が必要です。
インフォ-ムド・コンセント、セカンドオピニオン、リビングウィル、ターミナルケアについて出題がありますが、
その中でもインフォ-ムド・コンセント、セカンドオピニオンについては理解しておく必要があります。
予防医学の基本的観点
公式テキストでは4ページ。
表1.1.1予防医学の基本的観点にある、
第一次予防、第二次予防、第三次予防の内容については過去6年で4問出題があります。
簡単に言うと、
病気にならないこと、
病気を早期発見すること、
病気の再発を予防すること
という予防の段階になります。
表の内容をしっかり覚えましょう。
医の倫理
公式テキストでは12ページからです。
過去6年で3問の出題があります。
リスボン宣言とヘルシンキ宣言を抑えておけば対策できる問題になりますが、
混同しやすいところでもありますので注意しましょう。
医療のプロセスにおける医療専門職の配慮
公式テキストでは15ページから。
過去6年で3問の出題がありますが、
2問出題された年もあり、
個人情報の取り扱いに関する問題であるものの、
出題頻度はそれほど高くありません。
公式テキスト15ページの「医療のプロセスにおける医療専門職の配慮」について一読しておき対策しておきましょう。
地域包括ケアシステム
公式テキスト10ページ図1.1.4地域包括ケアシステム(概念図)についての出題ですが、
過去6年で2問。
2018年と2023年の2回のため、
こちらも頻出ではありません。
概念図を見ておく程度で、
学習の優先度は低めとなります。
まとめ
本記事では過去6年分の問題を筆者が分析し、
医学医療系分野の中から「医学・医療総論」について学習すべき箇所を解説しました。
過去の出題傾向からみても、
多く出題されている箇所がはっきりしているため対策しやすい部分です。
是非この記事の内容を優先的に学習し、
医学・医療総論分野の得点をしっかりとっていきましょう。
他の分野についても解説していきます。
また、X(旧Twitter)でも2025年度受験の方のために、
対策情報を随時ポストしますので是非フォローをお願いいたします!
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