通信制大学を卒業しています【社会人が入学するメリット・デメリット】

大学 雑記
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仕事もしながら大学で勉強したい。

でも、仕事があるしな・・・

両立なんてできるのかな?

レポートができる自信がない。

卒業できるか不安。

今回は、

実際に会人として働きながら通信制大学を卒業した経験をもつ筆者が、

社会人になってから通信制大学へ行くメリットとデメリットについて解説します。

この記事の内容

  • 社会人として働きながら大学へ行きたい人
  • 仕事と両立できるか不安な人
  • 経験者の話を聞いてみたい人

この記事を読めば、

通信制大学の疑問が解決できますよ。

仕事と通信制大学の両立はできるのか

考える

まずは一番気になるところでしょう。

両立はできます。

しかしながら自分次第です。

私自身は常勤として仕事をしていたため通信制大学を選択しました。

そのため、今回は通信制大学に絞ってお話をしていきます。

自分次第というのは、

このあとのデメリットでも触れますが、

勉強のモチベーションを保つことが難しい

これが一番の理由です。

しかし、それ以上のメリットがありました。

卒業から10年以上たった今でも、

あのとき思い切って大学へ行って良かったと自信をもっていえます。

今迷っている方は是非参考にしていただければと思います。

通信制大学のきっかけ

メリット・デメリットの前に、

なぜ通信制大学を選択したかということにも触れておきます。

大学の前に専門学校の2年生過程を卒業しています。

大学受験もしていましたが、

全て落ちてしまい専門学校へ進学していました。

専門学校を卒業し、

医療機関に就職しましたが、

なんとなく大学に行きたかったということは引っかかっていたのです。

就職して数ヶ月。

仕事にも慣れて、

安定した給料をもらえる生活にも慣れてきました。

やっぱり大学に行きたい。

大学でずっと興味があった心理学を勉強してみたいと思い始めたのです。

そこからは働きながら通えるということで、

通信制大学で心理学部がある大学を探しました。

社会人1年目で貯金もなかったため、

・ボーナスで入学金が払える

・スクーリング(学校へ一定期間通って授業を受ける)へ通える

それらを満たしている学校を選びました。

専門学校を卒業しているため、

3年次編入となり、

入学後の履修科目は一部免除となりました。

そこから4年かけて、

せっかく3年生からだったのに、4年かけて卒業しました。

きっかけは、

ただただ勉強してみたいというだけでした。

仕事の為に行くわけでもなく、

その後心理職に就くわけでもありません。

それでも

行ってよかった。

と思える4年間だったのです。

通信制大学のメリット

大学キャンパス

メリットをあげていきましょう。

・好きなことを学べる

・仲間ができる

・やりとげた達成感

・最終学歴が大学卒業になる

・自ら勉強する習慣ができる

上記は私自身が感じているメリットです。

・自分でスクーリングなどの計画をたてられる

・自分のペースで勉強できる

・自宅で勉強できる

・入学の敷居が低い

これらは通信制ならではのメリットと言えます。

それでは解説していきましょう。

好きなことを学べる

これは一番のメリットでしょう。

知りたいことを知れることは喜びです。

様々な学部で通信制を行っていますので、

選択肢は多いと言えます。

スクーリングでは実際に教室での授業のため、

個性豊かな教員から深く学ぶことが可能です。

質問ができる環境もいいです。

仲間ができる

私自身は今でも共に学んだ仲間と定期的に会っています。

通信制大学の特徴は年齢層の幅が広いこと。

高校卒業したばかりの人から、

80代の人までいて非常に驚きました。

先生方も遥かに年上の学生との交流を楽しんでらっしゃいました。

オリエンテーションやスクーリング、

試験会場などで他の学生と交流ができるため、

幅広い年齢の仲間に恵まれることは魅力です。

また職業もばらばらな上に、

通信制という性質から居住もばらばらです。

北海道から沖縄までなんてこともあります。

スクーリングでは地元のお土産を必ず持参している仲間もいました。

社会人になってから大学に通うということは、

勉強することに対してのモチベーションが非常に高いです。

卒業後に心理職に就くために大学院に行くという方もたくさんいました。

こういった仲間に刺激されることは、

自分の向上心や好奇心、モチベーションに繋がっていきます。

やりとげた達成感

卒業したときの達成感は大きかったです。

正直レポートに追われて目の回る日々でしたが、

充実していました。

最終学歴が大学卒業になる

通信制でも大学である以上、

大学卒になります。

給料に差がでたりする職種もあるでしょう。

私自身はフリーランスになってしまったので、

特にそういったメリットはありませんでしたが、

求人を見ていると医療機関でも大学卒だと少し優遇される場合があるようです。

自ら勉強する習慣ができる

通信制大学は履修や勉強ペースなど、

全て自分で管理する必要があります。

レポートも期限はありますが、

今年出すのか来年出すのか全て自分で決めるしかありません。

そのため、

自分で計画して勉強するということが習慣になりました。

資格の勉強にも生かされています。

通信制ならではのメリット

他の項目との重複もあるのでまとめますが、

通信制だからこそのメリットは社会人にとって重要です。

仕事のスケジュールに合わせて、

レポートや試験を調整することができます。

自宅で自由に時間を選択できるのも大きいでしょう。

また、通学の大学よりも入学試験や審査の基準が低く設けられている場合があります。

書類審査のみの大学もあるため、

入学の敷居は低いと言えるでしょう。

というわけで、

メリットの多い通信制大学ですが、

残念ながらデメリットもあります。

通信制大学のデメリット

・一人でやりとげる難しさ

・質問したくてもすぐにはできない

・スクーリングで通わなければならないため、仕事を休む場合がある

・お金がかかる

・レポートや試験でプライベートな時間が潰れる

・孤独

こちらも解説していきます。

一人でやりとげる難しさ

メリットでは自分で計画して自分のペースで勉強できることを上げましたが、

これはデメリットでもあります。

通信制教育は、

自分一人で決定して自分の意思でやりとげる以外ないのです。

通信制の勉強で挫折してしまう人は、

ここを乗り越えることが難しいのだと思います。

期限はあるけれど、

絶対ではない期限。

来年でも再来年でもいいのです。

仕事が忙しいからまた今度・・・

と先延ばしにすることが可能なのです。

そのため、強い意志が必要になります。

冒頭でも記載したように、

モチベーションを保つことは重要な課題となってきます。

質問したくてもすぐにはできない

学校により異なりますが、

すぐに不明点を確認できるとは限りません。

社会人であれば日中に問い合わせも難しくなるでしょう。

学習内容のみならず、

事務手続きでも同じことが言えます。

学校事務も人に直接問い合わせができるのは、

平日の昼間のみということもあります。

通信制は各種手続きについて通知がくるだけで、

催促などの促しがない場合がほとんどです。

うっかり期限を過ぎてしまえば、

在学が1年のびてしまうなんてこともあります。

日々の仕事に追われているとこの管理も難しいといえるでしょう。

スクーリングで通わなければならないため、仕事を休む場合がある

学校によりますが、

まとまった数日の休みが必要な場合があります。

私自身、最終年は毎週土曜日に講義に出ねばならず、

土曜日に来て欲しいというお仕事をお断りするしかなかった経験があります。

在学中にフリーランスになったため、

かなり時間の融通はきいていましたがこういった場合もあり得ます。

スクーリングのまとまった休みがとれずに、

在籍年数がのびている人もいました。

大学を選ぶ際にはスクーリングについて、

よく確認してからがいいでしょう。

お金がかかる

大学によってかなり差がありますが、

年数がのびれば当然費用もかかります。

教科書の追加購入、

資格申請などにも思いがけず費用がかかる場合もあります。

レポートや試験でプライベートな時間が潰れる

通信制の場合、

レポート学習が中心になります。

合格点に達するまで何度も再提出になる場合もあり、

かなり負担になります。

自分で教科書を読んでレポートを作成しますが、

当然丸写しではなく、更なる学習が求められます。

在学中には提携している他の大学で書籍を読み漁ってレポートを作成していました。

それでも再提出になったり、

厳しい担当教員のコメントに絶望的な気持ちになったこともありました。

今では笑い話ですが、

当時は仕事がかなり忙しいときに限って返却され、

夜中までレポートを作成したりもしていました。

また、

既に合格している人のを丸写しするとばれます(笑)

若い教員に、

50代くらいの学生がレポートの丸写しを怒鳴られているのを見たことがありちょっとトラウマです。

何百人いても教員にはわかるものです。

試験は日曜に行われることもあり、

貴重な休みを使うことになります。

在学中は仕事も含め、

ずっと忙しかったように思います。

孤独

最後はこちら。

一人でやりとげる難しさとしても書きましたが、

通信制は孤独です。

仲間ができるとメリットに書きましたが、

ほとんど交流できずに過ごしている人もいます。

対面で学生同士が交流できるのが、

オリエンテーション、スクーリング、試験くらいのため、

これらに行く機会が少なければ当然知り合えません。

しかし、

今はSNSで交流できますので、

仲間を作ることは以前より簡単になっています。

それでもやるのは自分。

これは非常に難しいことです。

まとめ

仲間

ここまで、自身の体験を元に仕事と通信制大学を両立するメリット・デメリットについて解説しました。

自分で自由に学習ができることはメリットでありデメリットでもあります。

しかし、

卒業時のやり遂げた達成感は何事にも代えがたいものでした。

この時の体験は、

今でも資格試験の勉強や仕事に生かされています。

また、

多くの刺激的な仲間や教員に恵まれ、

今でも良好な関係が続いています。

元々、モチベーションが高く勉強好きな人が多いようで、

今でもそれぞれが様々な分野の勉強をしていて刺激になります。

この後、大学院にも通うことになりましたが、

これも思ってもみなかった出来事でした。

尊敬する教授の言葉で大事にしている言葉がありますので、

今回の締めくくりとしたいと思います。

「やることと能力にギャップを感じたら学ぶタイミング」

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