人生に絶望したら読む本【絶望名人カフカの人生論レビュー】

本・読書
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落ち込んでいてたちなおれない

辛いことがあり生きていく意味がわからない

この記事の内容

  • 絶望名人カフカの人生論について
  • カフカとは

現役医療事務講師のすずきです。

私自身、年に1つは何かしらの資格にチャレンジすることを目標にしており、

毎年新しい資格を取得している資格好きでもあります。

また、年間130冊以上本を読んでいる読書好きでもあります。

今回は辛いことがあった時におすすめしたい1冊、

「絶望名人カフカの人生論」頭木弘樹編訳 をレビューします。

ちょっと嫌なことがあったという方、この記事を読めば本書が読みたくなりますよ。

ネガティブすぎる偉人カフカ

本書はカフカの作品ではなく、

カフカが残した多くのメモや手紙から抜粋した内容で構成されています。

カフカの文章に解説が加わり、

背景もわかりやすくなっています。

カフカが残した多くの言葉の中でも父への手紙はタイプ原稿45ページにわたり、

ひたすら恨み言が綴られています。

婚約者に対しても、

こんな手紙もらったら結婚はやめたくなる

と感じずにはいられないネガティブな手紙を送っています。

日記には愚痴ばかり。

仕事、結婚、体調といった日常に対する愚痴です。

え?そんなに!?

と思えるほどのネガティブ思考。

将来に向かって歩くことは、ぼくにはできません。

将来に向かってつまづくこと、これができます。

いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。

出典:絶望名人カフカの人生論 頭木弘樹編訳

いや、そうだけど・・・

これは婚約者への手紙です。

こんなラブレターをもらったらどうですか?

カフカとは

本フランツ・カフカは現在のチェコ出身の小説家です。

代表作は「変身」「審判」「城」

生前は一部の作家にしか評価されていませんでしたが、

現在では20世紀最高の小説家という評価を受けています。

本書のような抜粋の形でカフカの言葉を目にすることがあるかもしれません。

あれ?結構ポジティブだなと思っても、

それは前後がカットされている可能性があります。

ご安心ください。

前後も読めばしっかりネガティブです。

カフカの人生

結婚に憧れ、

家族を作ることに憧れ、

それでも結婚もせず生涯独身でいました。

婚約者がいたにも関わらず。

結婚したくても結婚することにさえも絶望してしまうのがカフカ。

複雑です。

のちに結核で亡くなってしまいますが、

ネガティブさゆえ悪化の一途をたどることになります。

そこまでネガティブなのも辛いでしょう。

まとめ

フランツ・カフカは「変身」「審判」などの代表作がある、

20世紀最高の小説家です。

その一方でとてもネガティブな思考の持ち主。

残した日記、手紙には日常への愚痴や恨み言ばかりです。

落ち込んだ時、

嫌なことがあったとき、

カフカの言葉の数々にクスッと笑い、

励まされてしまいます。

抜粋された文章も短いものが多く、

解説も読みやすく構成されています。

是非元気がないときは読んでみてください。


 

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