神保町を散策、そしてカレーパン【古本食堂レビュー】

本・読書
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この記事の内容

  • 古本食堂とは
  • 古本食堂をおすすめしたい人

現役医療事務講師のすずきです。

私自身、年に1つは何かしらの資格にチャレンジすることを目標にしており、

毎年新しい資格を取得している資格好きでもあります。

また、年間130冊以上本を読んでいる読書好きでもあります。

今回は原田ひ香著「古本食堂」をレビューします。

「三千円の使いかた」ですっかり原田ひ香さんにハマッた!という方、

是非ご覧ください。

「古本食堂」を読みながら

勉強法6つエピソードから構成される本書。

3つほど読んだところで無償に神保町を歩きたくなりました。

「古本食堂」を鞄にしのばせ、

神保町の本屋を見て、

カフェで続きを読み進めました。

そして、

カレーパンがどうしても食べたくなってしまい慌ててカフェを後するという慌ただしい日。

それくらいこの本の力は絶大でした。

作中には神保町、カレーパンが登場し、

いてもたってもいられなくなってしまったのです。

「古本食堂」とは

舞台は東京の神保町

古書店を営んでいた兄が亡くなり、

店の様子を見るために北海道から妹である主人公が上京するところから始まります。

主人公の甥の娘である女性も登場し、

彼女も主人公となり二人の目線でストーリーが展開されていきます。

とにかくこの本では出てくる食べ物が美味しそう!!

同じく原田ひ香さんの「ランチ酒」でもそうでしたが、

今すぐ食べたくなるんです。

全6話の中には多くの食事が登場します。

神保町で味わえる実際のグルメは、

今目の前で湯気までも見えてくるよう。

食べたい気持ちに支配されながら読み進めてしまいます。

神保町の町もリアルに織り込まれ、

あたかも店の中にいるような感覚に。

登場人物たちは様々な思いを抱えていて、

エピソードの中で少しずつ変化していきます。

兄の古書店を継ぐのか、

それとも閉店してしまうのか。

最後まで主人公二人の気持ちがはっきりとは見えてこず、

結末にはほんのり温かい気持ちと期待でいっぱいになります。

「古本食堂」をおすすめしたい人

迷いや悩みがある人

です。

作中では恋、仕事などに迷う人物が多く登場します。

その時その時に本が登場するのですが、

そこからの気づきには自分自身の悩みにも重なってくる部分があります。

こうやって深く読めたらなどと思いながら、

そしてあ~なるほどと納得しながら。

そして、

今自分が思っているままでいいんだと励まされながら。

背中を押してくれる1冊なので、

是非迷いや悩みがある方に読んでいただきたいです。

まとめ

原田ひ香著「古本食堂」は迷いや悩みがある方の背中を押してくれる1冊です。

ただし、

おなかがすいてしまうので要注意。

休日の昼下がりに神保町をぶらぶらし、

カフェで「古本食堂」を読む。

実際にやってみましたが、

最高ですよ。

是非お試しください。


原田ひ香さん

2005年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。

2007年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞。

著書に『三千円の使いかた』『そのマンション、終の住処でいいですか?』『ランチ酒』など

 

 

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